ポップラ劇場2016「マイマイ新子と千年の魔法」野外上映会
 文化庁メディア芸術祭広島展 関連イベント
 広島国際アニメーションフェスティバル 応援事業

2016/08/20

来場者350人。満員御礼! おかげさまで、お天気に恵まれ、月夜の上映会となり、私たちも思い出に残る夏の一夜となりました。
事前申込者の87%の方が参加してくださいました。これまでの野外上映会の中でも「マイマイ新子ちゃん」は1番か2番の高い参加率です。
片渕監督が「ゲストトーク」の中でおっしゃった通り、「野外にぴったりの作品」でした。
監督はもっとお話したい!というご様子でしたね。また、お会いできますように。


2年前の8月20日に「広島土砂災害」が発生した。全員で、上映前に1分間、黙とう。

土手や受付の後方からも鑑賞する参加者、会場の外へあふれていた。

写真/坪島 遊さん


この道は千年前からここにあった〜上映作品『マイマイ新子と千年の魔法』

(C)2009樹のぶ子・マガジンハウス/「マイマイ新子」製作委員会

今も変わらない風景があります。広い空、緑の木陰、きらきら光る川面、子どもたちの歓声。そんな気持ちのいい場所にたたずみ、遠くの山を見渡せば、太古の昔、私たちの住むまちに思いを寄せることができます。このアニメーションの主人公、新子の想像力とともに、千年前の世界を。基町の川岸から。

アニメーションは歴史の事実を描き足すことができる点において、記録映画作品と言えます。マンガやアニメーションなど親しみやすい「メディア芸術」を通して、地域の伝統や文化に触れる機会が増え、地域の伝承活動が活発になることを願って、『マイマイ新子と千年の魔法』野外上映会を開催しました。

〇野外上映会の開催趣旨
川のまち、広島の「河岸緑地」は地域の宝物として、親しまれています。そんな心地よい河岸緑地が広がる基町ポップラ通りの野外上映会は9回目となり、毎回たくさんの方に参加していただいています。
夏の一夜、家族や友人と、屋外の伸びやかな場所でゆったりと映画を鑑賞することで豊かな時間を過ごしていただき、皆さまの思い出づくりのお手伝いができればと願っています。
なお、本上映会は、「文化庁メディア芸術祭広島展」(8/13〜9/4)と「第16回広島国際アニメーションフェスティバル」(8/18〜8/22)の応援イベントとして開催し、平和の願いを共有したいと思います。
また、片渕須直監督の最新作アニメーション映画『この世界の片隅に』も、「マイマイ新子」と同様に忠実に描かれた呉と広島の風景、そしてアニメーションとして動く「すずさん」を楽しみにしながら、11月の劇場公開を応援します。


350人が、新子ちゃんの物語を最後まで鑑賞!

●と   き:8月20日(土曜)午後5時30分 開場 〜午後9時 終了
●ところ:基町POP'La通り(広島市中区基町 中央公園西側河岸緑地)
●天 気:晴れ(猛暑)
●内 容:映画鑑賞ほか
●参 加:来場者・約350人、スタッフ・約50人


片渕須直監督が登壇♪

おかえりなさ〜い♪ また、ここに来たいと思います♪

最新作アニメ―ション映画『この世界の片隅に』の追い込みでお忙しい中、駆けつけてくださいました片渕監督ですが、8月24日にそのキャストが発表されました。すずさん役が「のんさん」、びっくりしましたね。きっと20日の野外上映会で言いたくて、うずうずされていたのでは??

 【当日のお話(要約)】
●遊びの気持ち
(監督自身も)カエルを捕まえたり、虫をとったりして、よく遊びました。
この物語は、子どものころの「遊びの気持ち」を描いたものです。子どもたちがよく言う挨拶、「また、あした、遊ぼうね」と言って別れた翌日、遊べなくなることがあります。
さまざまな環境に影響される「遊び」のいとおしさ、せつなさ、そんなことを感じていただければと思います。

●海外の感想
フランスで上映したとき、新子の物語は60年前のお話だから、「その後、新子ちゃんはテレビを見たのでしょうか?」という切実な?質問がありました。いま、テレビが当たり前のようにありますが、たった60年前にテレビが各家庭になかったころのことが信じられないという内容でした。
カナダでは「自分の子ども時代とよく似ている」という話を聞いたとき、外国でも同じ体験があるのかあと驚きました。

●空想好きの子ども時代
子どものころはよく空想していました。
いま、ひとつの地面しか見えていないけれど、この場所でも、すごく昔に、同じように、座っていた人がいたはずです。何百年前、何千年前に、きょうの野外上映会のように、自分と同じくらいの年齢の人がいたことを想像してみると…? こういう空想をしてみてください。

●おかえりなさい!
2012年に、ここに来て、「新作アニメーションをつくります」とポスターを披露しました。ちょうど上映作品はアニメ映画の『ヒックとドラゴン』でした。
きょうは、「11月に公開です」というお知らせを持ってやって来ました。

●野外上映会
野外上映会のよいところは、隣のお父さん、お母さんとお話しながら、鑑賞できることです。劇場ではおしゃべりできませんから。「マイマイ…」は野外にぴったりの作品です。
これまで「マイマイ…」の舞台挨拶を200回ほど繰り返してきましたが、この1年は新作アニメの制作のため、「マイマイ…」の映画会があっても、出掛けることできませんでした。きょうは久しぶりです。

●「マイマイ…」の見どころ
舞台の防府は1000年前から、春は麦畑、夏は田んぼでした。
清少納言が8歳ころにここに住んでいたそうです。新子ちゃんの空想で出てくる、千年前のお姫さま、諾子(なぎこ)ちゃんが清少納言です。これは物語では紹介されていません。あとで分かったことです。見逃さないでくださいね。

●「この世界の片隅に」
「マイマイ…」は60年前の物語。「この世界…」は80年前、もう少し昔の話です。11月12日から劇場公開となります。
きょうは、これから「この世界…」の仕事があり、最後まで皆さんと鑑賞できませんが、次回、またここに来たいと思います。きょうはどうもありがとうございました。

【片渕監督の感想など】
片渕須直監督は「小さなお子さまがたくさん来てくれていたことに非常に感激した」と喜んでおられました。同行した宣伝担当の方も「子どもたちがおとなしく最後まで見てくれていてよかった。そしてラストの川と桜の場面がこの川沿いのポップラ通りにピッタリはまって素晴らしかった」と、感想をいただきました。


当日の進行スケジュール♪

♪午後5時30分開場 「夕暮れのピクニックタイム」
・コーヒー、ビール、ソフトドリンク類と軽食のバザーテント開店
・白井朝香さんのシター演奏
・広島建築系学生団体scaleの「移動式映画館」開演
・11月に公開のアニメーション映画『この世界の片隅に』(片渕須直 監督作品)のパネル展示、PVループ紹介

♪午後6時 「ゲストトーク」
〜片渕須直 監督を迎えて〜
 制作エピソードや最新作への思いを語る

♪午後6時30分 「プレイベント1」
・第16回広島国際アニメーションフェスティバルのPRタイム
 ラッピー&ラッピー合唱団がテーマ曲「飛び出せラッピー」を披露

♪午後7時 「プレイベント2」
・広島市映像文化ライブラリーの最新情報
・文化庁メディア芸術祭広島展(8/13〜9/2開催)の見どころ紹介
・第16回広島国際アニメーションフェスティバル(8/18〜8/22開催)のPV紹介
・『この世界の片隅に』特報

♪午後7時20分 映画『マイマイ新子と千年の魔法』上映(約95分)
  午後9時 終了


映画が始まる前に、プレイベント♪

文化庁メディア芸術祭広島展の見どころを紹介し、広島市映像文化ライブラリーの最新情報をお伝えしました。

ラッピーとラッピー合唱団が、第16回広島国際アニメーションフェスティバルは世界に誇れるイベントだとアピールしました。


会場内で、シター演奏、「この世界…」パネル展、移動式映画館でPVループ紹介♪

白井朝香さんのシター演奏は、この場所にもったいないくらいエレガントでしたね。
強い日差しにもかかわらず、おだやかで落ち着いたシターの音色が会場をやさしく包みました。曲目は「平和の鐘、鳥の歌、海は果てなく、涙そうそう、浜辺の歌、夏は来ぬ、夏の思い出、見上げてごらん夜の星を」など。


昨年に続き、この夏も来てくれた広島建築系学生団体scaleの「移動式映画館」、このテント風の館の中で、『この世界の片隅に』(片渕監督の最新アニメーション映画)のPVをループ(繰り返し)上映しました。
さらに、『この世界…』の複製原画とアニメの制作過程(下絵や構図など)をパネルで紹介しました。このパネル台もscaleの手作りです。


午後5時30分開場 「夕暮れのピクニックタイム」♪

とにかく、あっつーい! お茶がよく売れました。
バザーのメニューは、あんパン、キュウリの漬けもの、フランクフルト、かき氷、コーヒー、ビール、ジュース。
そして、毎度おなじみ、作品にちなんで、ひとひねりの野外上映会名物カレーです。楽しみにしている人が多いのですが、この夏も期待を裏切らない渡邊シェフの力作です。ゴーヤに切れ目を入れて種を取り出し、パテのようなもの(チキンのミンチをニラで緑色にして調理した)を詰めて輪切りにして、「マイマイ」。大根の漬け物(お新香)が「新子」。夏バテ防止のゴーヤにブロック肉も沿えて栄養満点。もっちろん、玉ねぎを丁寧に炒めて香辛料を加えてカレー本体を作ります。熱中症寸前の作業だったかもしれません…。
そして、皆さん、お気づきでしたか? マイマイの舞台は防府。キリン47都道府県の缶ビール「山口づくり」とともに、めしあがれ〜♪ スタッフが山口まで行き、仕入れました。「広島づくり」「一番搾り」の飲み比べセットもありましたよ。


事前に申し込みをされた方の中から抽選で、記念切手をプレゼント♪

受付では、整理券ハガキを持ってこられた方(事前に参加申込)に、呉市立美術館「マンガとアニメで見る、こうの史代『この世界の片隅に』展」開催記念のオリジナルフレーム切手(3名)か、最新アニメーション映画『この世界の片隅に』の鑑賞チケット(3名)が当たる抽選を行いました。(当選された方の了解を得て写真撮影)
パンフレット類を配布し、この夏も上映会の費用に充てるためのカンパをお願いしました。合計88,000円! 皆さま、ありがとうございました♪


あやうく熱中症寸前の設営作業でした♪

アルミトラスという名前のスクリーン枠の組み立てに挑戦した2016年の野外上映会でした。実績がなかったので不安いっぱいでしたが、なんとか形になりました。風が強くなかったので、よかった〜! ほっ!
一方、こちらは経験値に基いて、街路灯にすっぽりカバー(段ボール)を覆いました。ここの明かりが視野に入ってしまうと、きれいな映像が台無しになるからです。ポップラ通りのイベントに10年以上かかわっている、スタッフの知恵でした。
この夏は、東広島の大学生さんがスタッフとして参加してくれて、平均年齢は若返ったものの…。年々、暑さが厳しくなり、台風も想像を超える動き方をするし、異常気象の対応は課題てんこ盛り♪


「マイマイ新子」野外上映会オールスターズ

本番前に一致団結、「エイエイ!」「オ〜!」♪

スタッフは50人。気温35度以上の中での設営から深夜に及ぶ撤収まで、汗だく。
オールスターズに拍手を♪


主催・協力・協賛など

約30本のバルーンを並べて上映会を支える協賛、後援、協力各社を紹介しました。
オレンジ色が緑地帯によく映える♪ 
ちなみに、スクリーンの枠は4.2m×7.2m、スクリーンは3m×6m(^^ゞ

●主催
 広島市映像文化ライブラリー
 ポップラ・ペアレンツ・クラブ

●共催
 文化庁

●協力
 広島国際アニメーションフェスティバル実行委員会
 シネマ・キャラバンV.A.G
 「この世界の片隅に」製作委員会

●協賛
 株式会社オフィスミツヒロ
 株式会社月森工務店
 広島ネームプレート工業株式会社
 株式会社ヒロツク
 福徳技研株式会社
 税理士法人あおぞら会計事務所
 安芸はりきゅう整骨院
 オリエンタルホテル広島
 株式会社田島商店
 月山スポーツ整体院
 トータルケアサロン綺楽日和
 NPO法人広島アニメーションシティ
 広島国際学院大学情報文化学部情報デザイン学科
 ホテルニューヒロデン
 ホテルフレックス
 山下江法律事務所
 有限会社脇屋

●後援
 水の都ひろしま推進協議会
 国土交通省太田川河川事務所

文化庁メディア芸術祭広島展 関連イベント
  広島国際アニメーションフェスティバル 応援事業

●スタッフ
 「マイマイ新子と千年の魔法」野外上映会オールスターズ
 広島建築系学生団体scale
 from grassroots広島(リユース食器)
 社会福祉法人おりづる作業所(ペットボトルキャンドル)

文化庁メディア芸術祭 歴代受賞作品
〇「この世界の片隅に」
  第13回(2009年)マンガ部門優秀賞
〇「マイマイ新子と千年の魔法」
  第14回(2010年)アニメーション部門優秀賞
2016年11月12日公開、アニメーション『この世界の片隅に』
  http://www.konosekai.jp/

資料編

映画『マイマイ新子と千年の魔法』
原作:高樹のぶ子『マイマイ新子』 マガジンハウス単行本(2004年)、新潮社文庫本(2009年)
監督・脚本:片渕須直 第14回(2010年)文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞など受賞。
直角に曲がった川、麦畑の下には、かつて周防国衙があった。額につむじ(マイマイ)を持つ主人公、新子は、千年前のこの都やお姫さまの話をおじいさんから聞くたびに、いつも空想にひたる。ある日、転校生がやってきた。引っ込み思案の少女を仲間に迎え入れ、一緒に遊び、悩みも乗り越えていく。 昭和30年の山口県防府市を舞台に、小学3年生の少女たちの生き生きとした日常を描く長編アニメーション。徹底的な取材や調査、文献にもとづく丁寧な描写による作品づくりで知られる片渕須直監督が、昭和の子どもらしいまっすぐな感性を描き、大人も引きつけられる“魔法”を織り込んだ。2009年公開 95分。
「マイマイ新子と千年の魔法」公式サイト

広島市映像文化ライブラリー
日本映画等の収集・保存・上映、レコード・CDなどの音楽資料を収集・保存する専門施設として、1982(昭和57)年5月1日、広島市映像文化ライブラリーが開館しました。地方自治体としては初めて。
現在、日本映画史上の名作をはじめ、広島にゆかりのある作品、平和をテーマにした作品等を約600点所蔵し、それらを活用した映画鑑賞会を行っています。
広島市映像文化ライブラリー

文化庁メディア芸術祭広島展
アート、エンターテイメント、アニメーション、マンガなどのメディア芸術の優れた作品を顕彰する「文化庁メディア芸術祭」の最新の受賞作品を中心に展示・紹介する展覧会です。被爆建物である旧日本銀行広島店をメイン会場にして、作品展示、上映、ライブパフォーマンスなどを市内6カ所で開催しました。
(2016年8月13日〜9月2日)
「文化庁メディア芸術祭広島展」公式サイト

広島国際アニメーションフェスティバル
世界4大アニメーション大会(アヌシー、ザグレブ、オタワ、広島)のひとつで、アカデミー賞の公認大会です。マスコットキャラクター“ラッピー”は大会のメインテーマ「LOVE & PEACE」と「ハッピー」にちなんで名づけられたもので、子どもから大人まで広く親しまれています。
次回は2018年の17回大会です。
「広島国際アニメーションフェスティバル」公式サイト

ポップラ・ペアレンツ・クラブ
2004年9月、台風に倒れたポプラの木の再生を目指して集まった市民らが中心となり、2006年7月にポップラ・ペアレンツ・クラブを結成しました。「水の都ひろしま」のにぎわいづくりのために管理者の広島市緑政課と協定(管理のお手伝いをする内容)を結び、毎月第4土曜日に基町POP’La通りの除草、清掃などを行っています。どなたでも参加できます。お問い合わせください。
ポップラ・ペアレンツ・クラブ

ポップラ劇場
基町POP'La通りを舞台に、演劇や寄席、演奏会などを楽しむことを「ポップラ劇場」とよんでいます。2005年にこうの史代さんを迎えた「夕凪の街」創作劇(2005)、クラシック演奏会「夕凪コンサート」(2007、2009)、2007年と2008年に佐々部清監督の映画「夕凪の街 桜の国」野外上映会を皮切りに、「河童のクゥと夏休み」、「小惑星探査機はやぶさの冒険(HAYABUSA −BACK TO THE EARTH−)」「ヒックとドラゴン」「セロ弾きのゴーシュ」「おまえうまそうだな」、2015年は被爆70年の節目として再び「夕凪の街 桜の国」を上映し、この夏は9回目の野外上映会でした。
「マイマイ新子と千年の魔法」チラシ表面(PDF:807KB)
 「マイマイ新子と千年の魔法」チラシの裏面(PDF:804KB)
一人芝居
2007「夕凪の街 桜の国」野外上映会
2008「夕凪の街 桜の国」野外上映会
2007「夕凪コンサート」クラシック音楽会
2009「夕凪コンサート」クラシック音楽会
2010「河童のクゥと夏休み」野外上映会
2011「HAYABUSA −BACK TO THE EARTH−」野外上映会
2012「ヒックとドラゴン」野外上映会
2013「セロ弾きのゴーシュ」野外上映会
2014「おまえうまそうだな」上映会
2015「夕凪の街 桜の国」上映会

「ポップラ劇場」のページ
♪フェイスブックに「ポップラ劇場」のページをつくりました。
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http://www.facebook.com/poplatheatre


おしまい♪・・・

・・・また、お会いしましょう♪



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