ポップラ劇場2008「夕凪の街 桜の国」市民野外上映会

2008/05/31

〜佐々部清監督、麻生久美子さん、こうの史代さん、そして参加者500人が「夕凪の街」で再会〜

ポップラ劇場2008「夕凪の街 桜の国」市民野外上映会

●と き:5月31日(土)
  午後5時〜午後10時10分 
●ところ:基町POP'La通り
  (広島市中区基町 中央公園西側河岸緑地・基町環境護岸)
●主 催:ポップラ・ペアレンツ・クラブ(略称 PPC)
●協 賛:広島テレビ放送、賀茂鶴酒造(株)
     (株)オーネット、リカーランド(株)キムラ、(株)理興
     キュービック・プロモーション、ナチュラルクリエイティブメーカー
     (有)フィールドフロンティア、ホテルフレックス、(株)みはら保険事務所
●協 力:エコロジー研究会ひろしま、(有)シネマキャラバンVAG
     広島活動写真倶楽部、竹ごんべい、NPO法人セルクル
●後 援:広島フィルム・コミッション、広島市、水の都ひろしま推進協議会
     (社)中国建設弘済会、国土交通省中国地方整備局 太田川河川事務所

佐々部清監督、麻生久美子さん、こうの史代さんを迎えて夕凪トークショー(撮影/浦田伸一さん)

(準備編)〜曇りから晴れへ〜

●準備開始:午前8時30分
●本 番:午後5時〜午後10時10分
●撤 収:午後10時10分〜深夜0時30分
●参加者:参加者約450名、スタッフ約70名

▲500人収容のポップラ劇場が出来つつある、スクリーン設置のボスはねじりハチマキのNオヤジ

▲ポップラ作品の展示販売、飲食ブース、張り切るカンパ「ロビンソ〜ン」、本部長が確認指示♪

▲幕が張られた、本当に銀幕! キャンドル隊が灯りの演出を。 そしてゲストが雁木タクシーで登場

今年はお天道様が味方になってくれましたね。2〜3日前の天気予報では雨マークが出て「またか!?」と胃がキリキリし始めましたが、当日の朝になると、曇から晴れへ向かいました。 
ポップラ劇場2008は佐々部清監督、主演女優の麻生久美子さん、そして原作者のこうの史代さんが一堂に会する、2度とない?かもしれないすばらしい野外上映会でした。 
初夏の夕暮れどき、夕凪の街で、ゆかりの人たちが一緒に映画をみて、貴重な時間(ひととき)を共有しました。だから、大成功と思います。 
参加者450人とスタッフ70人の500人以上が、この会場に集まりました。こうしてみると基町POP'La(ポップラ)通りって広いなあ〜、という印象を持った人は多いのではないでしょうか。 
夜は少々、いつもより肌寒くて、参加者の皆さまに申し訳なく感じましたが、最後までおつきあいくださり、誠に「ありがとうございました」。

〜(本番)「夕凪の街 桜の国」市民野外上映会 再会のとき〜

佐々部清監督、麻生久美子さん、こうの史代さんと一緒にゆかりの地で、ポップラが導いてくれた同窓会と映画「夕凪/桜」鑑賞会。

▲ピラピラテープで座席を仕切り、500席を確保。スクリーンをぴったり張って、N氏「おっし、0K」

▲オレンジTシャツスタッフ、青テント、スクリーン、遠くにポップラ。川から眺める風景はいつもと違う

▲「ポップラのうた」のわかこちゃんとご家族が駆けつけてくれて、さあ、開場!「エイエイオー!」

▲中島さんのポップラ額縁は広島市立大学生の絵、こうのさんのハガキ入り♪ れんこん作品も充実

▲「夕凪/桜」DVD、こうの史代さんのコミック本、パン、キッシュ、ドライフルーツ、ドリンクを販売

▲大いなる原風景を愛する毛利治郎さん、映画にエキストラ出演した風呂哲州さんが演奏

▲こうの史代さんとのご縁により誕生した「こうのトリオ&こうのとりオールスターズ」の同窓会ステージ

▲この日のために「エイ、ヤー」で結成したポップラ合唱団、TAMEOさんとUさんの指導で猛特訓

▲ゲスト陣は密かに「楠・大雁木」に移動し、「雁タク遊覧」を堪能。というよりトークショーの演出

▲基町高層アパートから銀幕スクリーンのある会場へ。登壇時間を微調整しつつ、遊覧ゆらゆら

▲本川の空鞘橋を下り相生橋を通過して、原爆ドームを川面から「観光」。監督ぅ〜、ご感想は?

▲ポップラ上流の雁木に着岸ーん! ううう、大きな船が通過した後だけに、波が荒いぞ「ひあ〜」

▲「お手をどうぞ」「肩にお手を」。 指令「和服の麻生さんを無事に赤いジュータンへエスコート」

▲麻生久美子さんと皆実さんが「夕凪の街」に帰ってきた! すべて佐々部監督のおかげで実現♪

▲こうの史代さんの心温まるお話に、「PPCはこれからもポップラ通りの清掃と除草に汗します」

▲上映開始ころから肌寒くなってきて、参加者の皆さま、最後までおつきあいくださり、「ありがとう」

▲基町POP'La(ポップラ)通りって広いな〜。点々の灯りはペットボトルキャンドルの淡い光線・・・

撮影/坪島遊さん、浦田伸一さん、地井漁夢さん (2008年5月31日)

〜舞台裏紹介〜
縁(えにし)により集まった縁の下の力持ちと、その汗の結晶が“表彰”

準備編〜5月27日、ドライフルーツ袋詰め作業。マスクとゴム手袋にご注目♪

番外編〜6月4日、第11 回ひろしま街づくりデザイン賞「水の都ひろしま」部門に
基町環境護岸(愛称:基町POP'La通り)の、PPCのポップラ劇場2007が受賞

ポップラ劇場2008「夕凪の街 桜の国」市民野外上映会レポート
●参加者500人と「夕凪の街」で鑑賞会●
〜再 会 の と き〜
昨年7月に開催したポップラ劇場2007「夕凪の街 桜の国」市民野外上映会は、台風の影響で2日順延しました。3連休の最終日の夜とあって、参加したくてもできなかった人が多いという残念感が反省会の中で取り上げられて、「もう1回。いや、この映画は何度でもみたい」とスタッフ内で再上映の思いを固めました。
2008年の新年早々、佐々部監督が映画『結婚しようよ』のキャンペーンで来広の折、「夕凪の街 桜の国 再会のとき」をお願いしました。その場で「麻生久美子ちゃんに声を掛けてみよう」と即断してくださり、また、こうの史代さんもお誘いいただき、監督、主演女優、原作者が一堂に会する、2度とないかもしれない(?)野外上映会計画は、こうして始まったのです。
映写は昨年同様に、縁の下の力持ち、シネマキャラバンさんに委託。でも、今回はスクリーン自体も、Nオヤジの広島活動写真倶楽部を中心にスタッフ皆で設置しました。
それから、音楽ステージは自然をテーマに歌う毛利治郎さん、映画「夕凪/桜」にエキストラ出演した風呂哲州さん、こうの史代さんが橋渡ししてくれた「ベビーポップラの中野区平和の森公園への植樹」を機に結成したこうのトリオ、こうのとりオールスターズ。それから、まつだわかこちゃんが小学校1年生のときに作った「ポップラのうた」には大人が癒されましたね。もう6年生になって、でも、まだ、あのときのままピュアな、まつだわかこちゃん、そしてご家族。ポップラ材を使った楽器「ディジュリドゥ」の制作者で奏者でもある一宮千空さん、この水辺にご縁のある方々が集まり、それぞれオリジナル曲の演奏、そして映画にちなんで「月がとっても青いから」を会場の参加者とともに全員で合唱しました。
ポップラ作品展示販売コーナーと飲食ブースにおいてもボランティアスタッフが担当、ほかに機材運搬もスタッフ(の手足)頼み、ペットボトルキャンドルによるほのぼのとした灯りなど、なにからなにまで市民有志の手作り上映会となりました。
そして、広島市民の水辺活動をつなぐ雁木タクシーにゲストの皆さんが乗船し、川から登場、という意表を突く演出で野外上映会を盛り上げました。

さて、会場の「基町POP'La(ポップラ)通り」は、戦災で住居を失った人が集まり、たくましく生き抜いた川岸(「夕凪の街」のお話のとおり)。1983年の基町環境護岸整備で残され、通り名の由来となったポプラの木は、26メートルに成長しシンボルツリーとなりました。2004年の台風18号に倒れたあとも、「新芽が出たね」「元気になったね」と人の心に残る木として愛されています。一時は樹勢を回復したかに見えましたが、今年はまだ冬の眠りから目覚めていません。樹木の専門家の指導のもと、倒木以降3年半年、再生に取り組んできたポップラ・ペアレンツ・クラブ(PPC)はお別れのときが近づいていることを覚悟しました。
「このままゆっくりと休んで・・・」。世代交代の時期にあることを上映会の中で報告しました。
でも、ポップラの次世代「ヤングポップラ」がいまや約5メートルに生長して、親ポップラは安心感に包まれていることでしょう。ポップラの記憶も物語も、景観をつくる仕事も、ヤングポップラが引き継ぎます。彼が父さんポップラの姿を目指して26メートルの大木となり、木陰を作り、人々の憩いの場となっていくことにワクワクしながら、また夢が広がっていきますね。
イベントの主催、PPCは、管理者の太田川河川事務所と管理協定を結び、毎月第4土曜に基町POP'La通りの樹木のお世話や、除草や清掃活動、ピクニックを行っている企業と市民グループの団体です。
上映会は協定に基づく水辺の過ごし方の提案でもありました。平野皆実さんのように人々がひたむきに生きたこと、脈々とつながる命、さまざまな生き物が分かち合っていることに思いを寄せて、ポップラ・ペアレンツ・クラブの活動を続けていきたいと思います。

【参考】
2008「夕凪の街 桜の国」市民野外上映会の参加者募集
上映会の準備(2008/5/25)
HP「太田川・Fanの集い」にポップラ劇場2008市民野外上映会の紹介



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